カナダのホワイトホースという町を通ったとき、世界一過酷(かこく・・・すごく大変な)犬ぞりレースにちょう戦しているフランク・ターナーさんという人のケンネルを訪れたんだ。
ここには101ぴきのアラスカンハスキーという種類の犬が飼われていて、犬たちが僕たちに気づくと、みんなこっちを見ていた。この犬たちといっしょにフランクさんは毎年二月に「ユーコンクウェスト」という犬ぞりレースに出場するそうだ。
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Muktuk Kennelsの犬たち |
川まで走る犬たち |
このレースは1600kmというながーいキョリを14匹の犬にそりを引かせて走るレースなんだそうだ。フランクさんたちは10〜14日ほどかけてこのレースを行うそうだ。
レース中は決められた所いがいでは食べ物とかエサとかを手に入れることはできないんだそうだ。気温は-40℃にもなるのでメチャクチャ寒くて、きびしいかん境のなかでレースするんだ。フランクさんのひげはカチカチに凍ってしまうそうだ。
1995年に出したフランクさんの記録はまだ誰も破っていなくて、フランクさんはこのレースの記録保持者だそうだ。 |
ターナーさんのケンネルでは、専門家であるターナーさんが犬の世話のやり方について色々ていねいに教えてくれる。
エサのあげ方、犬とのコミュニケーションのとり方、しつ問にもわかりやすく教えてくれる。
それからターナーさんは、犬ぞりレースの説明もしてくれた。とっても寒く、氷や雪の上を走るので、犬たちはドッグブーツといって、クツをはいて走るそうだ。
少しでも早くゴールしたいので、休けい時間は犬にエサをやって、犬の健康しんだんをして、自分が寝られるのは3時間くらいしかないそうだ。 |
犬の世話をするターナーさん |
レース用の犬ぞり |
ターナーさんは犬たちとの生活がすごく好きだと言っていた。犬たちにもすごくやさしくて、決して犬たちをしかることはないんだ。「言うこと聞かない犬が悪いのではない、言うことを聞かない犬にはきっとワケがあるんだ。それをわかってあげないとね。」とターナーさんは言っていた。
ターナーさんは時間があれば、静かなところへ犬たちと旅することが好きだと言っていた。
君たちは周りの犬とどうやってつきあってる?? |
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